【総評】2年連続での決勝進出をもくろむ宇都宮ブレックス(B1/ 4位)と7回目の決勝進出を狙う川崎ブレイブサンダース(B1 /4位)の準決勝。互いに厳しいディフェンスで第1クォーターは守りあいの展開となるも、川崎は、#35ヒースがインサイド、アウトサイドと活躍し主導権を握る。対する宇都宮は#4ギブスがなんとかつなぐも、第2クォーターに入ると川崎が#14辻のドライブや#35ヒースの3ポイントシュートなどで、徐々に点差を広げていく。後半に入り、宇都宮も#13渡邉の3ポイントシュートなどで反撃するが、要所で川崎にシュートを決められ逆に引き離されていく。最後まで確率よくシュートを沈めた川崎が宇都宮を82-61で退け、6年ぶりの優勝を狙う。【第1クォーター】試合序盤から、両チーム厳しいディフェンスで相手になかなかシュートチャンスを作らせず、ロースコアの展開となる。川崎は#35ヒースの3ポイントシュートやダンクで、宇都宮は少ないチャンスを#4ギブスが粘り強くゴールに押し込み一進一退の展開となる。残り2分16秒、川崎は再び#35ヒースの3ポイントシュートで抜け出すと、終了間際にも#35ヒースのジャンプシュートで点差を広げる。#35ヒースはこのクォーター10得点の活躍。15-10と川崎の5点リードで終了。【第2クォーター】第2クォーターに入り川崎が主導権を握る。#35ヒースの3ポイントシュート、#14辻の連続得点でリードを広げると、宇都宮のターンオーバーを速攻につなげ24-13と点差を広げる。宇都宮は連続してオフェンスリバウンドを奪いチャンスを作るが得点にはつながらず。その後、宇都宮も#6比江島の速攻や#22ロシターがオフェンスリバウンドから得点するも、川崎も#35ヒースが再び3ポイントシュートを決めるなど譲らず、37-24で前半を終えた。【第3クォーター】川崎は開始早々#14辻が3ポイントシュートを沈めると、宇都宮も#13渡邉が3ポイントシュートを決め返し、譲らない。どちらも決めたら決め返す攻防のなか、川崎が#22ファジーカス、#14辻の連続得点で47-29と突き放す。中盤に入ると互角の展開となるも、川崎は#24大塚が3ポイントシュートのバスケットカウントで再び勢いをもたらすと、#24大塚の3ポイントシュート、#4青木のシュートなどで点差を広げて、62-43で最終クォーターへ。【第4クォーター】宇都宮は#22ロシターのフリースロー、ドライブで差を詰めるが、川崎も#22ファジーカス、#33長谷川の3ポイントシュートで再び引き離す。その後も確率よくシュートを沈めていく川崎に対し、宇都宮のシュートはリングに嫌われ、得点が伸びず。82-61で川崎が宇都宮に快勝。明日、日本一をかけてサンロッカーズ渋谷と対戦する。